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山々をめぐり元気をもらうドライブコース。

朝の塚原高原→由布川峡谷→塚原温泉・火口乃泉→夜の塚原高原

広大な自然の中、車を走らせながら見る景色は、映画のシーンのように美しく胸に迫ってきます。そんな景色を見ながら、自然のパワー溢れる場所をめぐり、最高に気分の良いドライブをどうぞ。

大草原が広がる開放的な「塚原高原」へ

由布院中心部から車で15分ほど、静かな狭い山道を抜けると、急に別世界に迷い込んだような景色が目の前に開けてきます。標高約600メートル、由布岳の北側に位置する塚原高原は、由布、鶴見連山の山麓に広がるなだらかな丘陵地の大草原です。新緑の季節から夏の間は見渡す限り緑に覆われ、雪が降るまではススキが黄金色に輝き、冬には美しい雪景色に包まれます。

また、ここは別荘地としても人気がある静かなエリアで、貸別荘などの宿泊施設もあります。その近辺には、ありのままの自然を大事に暮らし営む、こだわりのレストランやクラフトショップ、カフェなど点在しているので、ゆっくりと1日を過ごすのもおすすめです。古くから牧場地として盛んな地域でもあり、自給飼料や自家栽培の牧草を与えた牛を育てているので、搾りたての牛乳や自家製アイスクリームが楽しめるのも気分が上がるポイントです。

塚原高原を満喫したら次は「由布川峡谷」へ。谷合にある棚田の美しい景観を見ながら30分ほど行くと、峡谷への入り口に到着します。

自然の神秘「由布川峡谷」を体感する

由布川峡谷は、由布岳と鶴見岳の間を流れる由布川の上流にある、長さ約12キロ、深さ15~60mもあるV字型の日本有数の大峡谷です。

由布川峡谷の降り口には、「猿渡入口」と「椿入口」があります(*現在両入口とも復旧工事中です)。その駐車場に車を止めたら、そこから徒歩で川辺へ降りて行くことができますが、谷深い峡谷へ降りていくので、いずれも歩きやすい靴と服装で行くことをおすすめします。峡谷へ降りていくとひんやりとした空気を感じる、秘境の世界が広がります。

自然が長い年月をかけ作り出したなめらかな岩肌、苔生した岩肌を滑り落ちるいくつもの滝、差し込む光…峡谷に降り立って見る世界はとても神秘的です。岩肌の割れ目にはまり込んだ奇跡の石と言われる「chockstorne(チョックストーン)」も自然の迫力を感じます。

下に降りるのが難しい場合や涼しい季節には、峡谷にかかる吊橋の上からぜひ。「小平茶屋」という入り口から吊り橋に行くことができます。
ここからは峡谷には降りられませんが、吊り橋の上から見る景色もまた絶景です。

峡谷をもっと体感したい人には、歩いたり泳いだり、風景を楽しみながら自然を体感する「キャニオニング」というアクティビティも人気です。静かに力強いパワーを注いでくれる由布川峡谷で涼を感じたあとは、秘湯「塚原温泉」でしっかり温まりましょう。

日本三大薬湯のひとつ「塚原温泉」で肌を癒す

日が暮れる前に来た道を戻り、塚原高原からさらに車で10分ほど行くと、伽藍(がらん)岳の中腹に「塚原温泉」があります。pH(ペーハー)値約1.4という強い酸性の透明緑色のお湯は、舐めるととても酸っぱい「強酸性」の珍しい貴重な温泉です。レモンの約30倍近い酸性度、というとその酸っぱさとお湯の珍しさが伝わるでしょうか。

日本三大薬湯のひとつで古くから肌に良いとされていて、遠方から定期的に湯治に来るほど。傷があるとピリピリとした痛みを感じることもあります。また、このお湯は鉄含有量日本一、アルミニウム含有量は第二位と、療養泉の基準の約3倍と言われ、お肌だけならずその効果が期待されています。さらっとしていながら短時間でもお肌がすべすべになるのを実感できます。

大地のパワー溢れる「塚原温泉・火口乃泉」

吹き出す蒸気の音が聞こえるほどの近さで、火口を見ることができるとても珍しい場所。白濁したブルーのお湯がボコボコと湧き上がる“坊主地獄”も見ることができます。その自然の営みを前につい無口になってしまうほど、音や匂いや景色を体いっぱいに感じられるとても気持ちの良い場所です。

壮大な自然の力を感じながら過ごした1日の最後は、塚原高原に戻りゆっくりと静かな星空鑑賞を。標高が高く明かりも少ない塚原高原は、星空鑑賞をするにはぴったりの穴場スポットです。まさに降ってきそうな星空をここでは見ることができます。星や月の明かりに照らされて、眠っている時間まで元気を注いでもらえる気がします。