はじめに

大分県・由布市は、平成17年10月に湯布院町、庄内町、挾間町の3町が合併して誕生しました。それぞれの町、地域がそれぞれの自然、歴史、文化及び産業などの持ち味を活かしながら、由布市としてその魅力を最大限引き延ばし、持続的な由布市及び各地域とすることが目指されました。由布市総合計画では「滞在型・循環型保養温泉地」の形成が掲げられ、合併から5年の平成22年度には、観光振興に関する施策をより総合的かつ計画的に推進するために由布市観光基本計画も策定されました。由布市観光が抱える諸課題が整理された上で、由布市観光の考え方を「「湯布院(由布院)ブランド」のワイズユース(賢い利用)と、地域間相互の連携、協力、補完による「由布ブランド」への昇華」と捉え、由布市観光の目指すべき方向が定められました。その具現化に向けては、現在、行政、民間組織によって意欲的な取組みが進められています。 中でも、昨今の変化の激しい社会情勢に迅速に対応するとともに、中長期的視点から由布市観光及び当計画を強力に推進するために、行政と民間、それぞれの強みを活かせる由布市の観光推進体制の充実に力が入れられ、由布市内の各観光組織(7団体)の連携強化を図る「観光事務調整連絡会議」(平成25年度)、観光を総合的に推進するために、由布市役所各課職員で構成される「庁内連絡会」(平成26年度)が新たに設置されました。また、民間と行政との協働による観光を通じた地域マネジメント機能を強化するために、由布市商工観光課内に観光新組織設立に向けた「観光新組織準備室」(平成26年度)、「観光新組織推進室」(平成27年度)も設置され、観光振興及び観光まちづくりを推進する新たな組織づくりへと進んでいきました。 本「一般社団法人由布市まちづくり観光局」は、このような約10年間にわたる検討と実践を経て、行政と民間が一体となって由布市観光を推進するための中核的な役割を担う組織として、平成28年4月1日に設立されました。本法人は、観光を通じた持続的な地域の形成に貢献する組織として運営を行っていく所存です。地域に信頼され、真に必要とされる組織となるべく、目標を共有し、切磋琢磨して能力の向上に努めていきます。 なお、本法人の名称は、これまで由布市の各地域が、地域主体、住民主体で進めてきた「まちづくり」の哲学と実績を尊重し、その結果生まれた地域の魅力を表現し観光・交流に結び付けることを意図して「まちづくり観光局」としております。

平成28年4月1日
一般社団法人由布市まちづくり観光局

○平成28年4月 日本版DMO候補法人認定(地域DMO)